こんな時に喧嘩(2)
しずく、チビメガネ、オビッチは上を捜索していると、崖へ向かって走るゴリラを目撃。しかしそのままゴリラは謎の光と共に消滅してしまった。消滅騒動で驚くメンバーたち。
そこへ傷ついたジポラが戻ってくる
「大丈夫?その怪我…」
「怪我よりゴリラだ…」
自分のことよりゴリラを心配するジポラ
「そーいやゴリラ今さっき消えちゃってさ」
「実はこの怪我もゴリラが…」
「あーもーなんなんだよゴリラはーー」
ゴリラの奇行に顔をしかめるしずく。まあまあとオビッチがなだめた。
「これも「ニセ」とか言うヤツがやったのでは?」
「ニッセーーーボコボコにしてやる!!!」
オビッチの「ニセ」ワードに反応して闘志を燃やすユカ。その瞬間!
「うふふ」
噂をすれば、某漫画キャラのコスプレをしたニセがやってきた!ドン引きするドリスタメンバー。
「今日はユカさまにとっておきのプレゼントがあるの♡」
「いらねーーよキサマのプレゼントなんか」
「まあそう照れずに受け取ってくれたまえベイビー」
「「「人変わった!?!?」」」
ニセが持ってきたプレゼントはアルバムだった。その中身は…
・私のグラビア、男水着
・ユカ様LOVE
・私作ユカ様「題名 ニセの妻」
・ユカ様のコスプレ
「もうだめウチ死ぬ…」
「ユッユカチャマーーーーぁ」
ショックのあまりユカは倒れてしまった。
怒ったドリームスターズは反撃!ひろなは「バトンブーメラン」でニセにダメージを与えた。ここでしずくみっこペアが能力を発動!強力な魔法がニセへ放たれた。
すると、ニセは衝撃的な?本音?を吐くのであった。今までのユカLOVEは全て作戦であり、最も厄介なメンバーであるユカを弱らせるためだったらしいのだ。それと同時にニセは気絶した。どーいうことだってばよ。
ーーー???の場所にてーーー
(コイツら、結構というよりかなり強い)
上はナチらが、レインボーの攻撃を吸収するなど思っていた以上に強いことを実感していた。上は繋がれたままらららに誘導され「実験室」へ移動させられてしまう。
「俺を何に使うんだよ」
「あなたゴリラくんと仲いいんでしょ?♡」
「えっ…そっそうだけど」
「じゃーゴリラくんのこと教えてくれないかしら♡」
赤面したらららに迫られる上。だが屈しない。
「そっそんなこと教えるものか!オマエなんかに!ゴリラみたいないーやつが悪用されるかもしれないし…」
「フフフッ友達思いでいいわね。そんなあなたにとっておきのプレゼント」
らららはキマイラを呼び出した。そして謎の光と共に???も現れた。
(ゴリラ…?)
彼は明らかにゴリラだが、オーラの違いに戸惑う上。
「じゃー私はここで。お友達と涙の再会をしてね」
「ちょっと待て逃げるな!!」
らららは実験室から出て行き、ゴリラ・キマイラ・上だけの空間になった。
『ゴリラやってしまえ』
『はい』
(今ゴリラ「はい」って…まさか)
ゴリラは戸惑いもなく、いきなり手から発した魔法で上に攻撃した。衝撃で上をつないでいた拘束具?がちぎれるほどの威力だ。一瞬のことで上は何が起きたのかわからなかった。やば。
牢屋の部屋に戻ってきたらららはナチ様に実験室でのことを報告。
「馬鹿ね。私の質問にちゃんと答えれば友達じゃなくて私が処分したのに。私に処分された方が苦しくなかったろうに馬鹿ね。」
(友達が処分?なんのことだ?)
レインボーは牢屋に入れられたままで実験室の状況が理解できなかった。残念。
3へ続く