小説no.2 (5章 副社長たちの決意)
衝撃的な出来事に、思わず泣いてしまったヒロナ。
「なんなんですかこの会社は!」
小の一言に何も言い返せない社員たち。
すると、副社長である上が口を開いた。
「正義は勝つ」
「あれのどこが正義なんだクソメガネ!」
小の野次(笑)にもめげず、上は続けた。
「昔の眼鏡社長がよく口にしていた言葉だ」
どうやら、しずくはよく働く支部長だったが、なぜか眼鏡社長は
突然彼女を降格させ、同時に人格が変わってしまったらしい。
「聞き飽きるほど言っていたあの言葉を、言わなくなってしまった。
もう一度、もう一度聞きたい!あの言葉を。聞きたくて仕方がないんだ」
涙を流しながら訴える副社長につられて、他の社員も泣き出す。
「わかったわ!社長のこと」
「ヒロナちゃん…」
「眼鏡社長さんは悪くない!」
推理好きヒロナがひらめいた!
「つまりね。誰かに支配されたんだ、無理やり」
「なんですとーー!!」
真相を本人に確かめるため、眼鏡社長が向かったホ●エ社長の会社へ急いだ。
その頃
チビメガネは雑誌に冒頭で観ていた映画のリーナ役女優を見つけて驚いていた。
ホ●エ社長の会社にて。
38階から、泣きながら訴える眼鏡社長とホ●エ社長の会話が聞こえてきた。
「もういい加減にしてください!これ以上仲間を傷つけたくありません!」
「なんだとぉ」
なんとホ●エ社長の正体はカワだったのだ。
「私の双子の弟はどうしてくれるのだよ」
「あなたの弟さんは、ストーカー行為の上殺人という大きな罪を
背負っております。そのような人を怪物にするのが私の役目です」
眼鏡社長の力は、本来罪人を裁くために使っていたのだ。
弟を怪物にされた腹いせなのか、ファミレスでの会話でもあったように、
しずくのストーカー疑惑(笑)を理由に、カワが今回の怪物化を指示したのだ。
しずくは一旦怪物にしただけであり、戻せるようフ●ースを弱めにしたと眼鏡社長。
「歯向かったな。貴様の会社オレの力で潰してやろうか?ハハハっ」
「正義は勝つ!隠れるな、そこにいるオレの社員たち出てこい!共にやろう!」
聞き耳を立てていた社員たちに気がついていた眼鏡社長。
するとカワ(ホ●エ社長)が、暗●面の力であるフ●ースライトニングを発動!
戦いが始まるのかと思いきや、世界制覇を目指すなら英語がわかるのかと
カワを試し始めた。しかしカワは一切英語が理解できないのだった。
(この英語は作者が進●ゼミの英文を写したものです)
「キサマなんかレンズと先セルのないメガネより使えねぇ!」
あまりに無能なカワ。
2人の社長のフ●ースがぶつかりあう。
続く!