小説no.2(2章 タタカイ)
西洋風の町で繰り広げられる正義と悪の追いかけっこ。
正義のオビロル、悪のユカ、揺れ動く上
その行く末は??
(注)日本語吹き替えだと思ってください
犯罪組織と警察は戦闘を繰り広げている。
ナナシに反撃されてしまうミッコ。立ち上がるシズク。
そしてオビロルホームズとユカが向かい合う。
「今度こそお前を逮捕。いや、お前たちを」
「こっちこそお前を倒してやる」
リーダー同士の拳が激しく………
?
おや???
これは、映画館!?
「この映画つまんないね。俺もう帰る」
「え?ちょっとちょっと!」
なんと今までの物語は、会社員のカワとチビメガネが観ていた映画だったのだ!
残されたチビメガネは寂しくパンフレットを買って帰るのだった。
その帰り道、チビメガネは知り合いのJKヒロナとばったり会って会話していたが、カワの名前を聞いたヒロナは何かを思い出したように帰ってしまう。
その頃カワは映画をすっぽかして友人の小とファミレスで喋ってた。
カワはチビメガネの愚痴を小に聞いてもらっているらしい。性格悪いな。
そこへJKヒロナがやってきて、「カワは双子である」と宣言した。
「違うよ…」
不敵な笑み(?)を浮かべそれを否定するカワ。すると、さっきまで温厚そうに愚痴を聞いていた小が声をあげた。
「小さい頃からヒロナちゃんを見てきたボクに言わせてもらおう。ヒロナちゃんはずっと物事を推理して遊ぶのが大好きだった。今までいろんな謎を解いてきたが、ここ3年間、ヒロナちゃんの推理が間違っていたことはない。」
もし本当に双子なら、次に会った時のカワは双子のカワで、同じ内容を説いても肯定してくる可能性があるのでは。小がそう付け加えると、カワはそれを認めこう言った。
「素晴らしい。ボクは双子の兄だ。でもヒロナさんに『本当だよ』と言ってくれる弟は牢屋ですよ。そしてボクの正体は…」
じゃ~~~ん!
カワは、作者と安田氏と薬屋氏の間で書いていた小説「へんなはなし」に登場する殺人鬼カワの姿に変身した!(めっちゃ内輪ネタ)
ファミレスは混乱に陥った。
「今日はお前らに言いたいことがある。ひとーつ!さっきメンバーのヒロナがチビメガネに『そ~なんですか、すご~い』って言ったみたいだけど、本当にそう思ってた?がっかりだよ!」
なぜか今は亡き某芸人風にヒロナを問いただすカワ。そしてなんでさっきの出来事知ってんだよ。
しかもヒロナの表情から察するに図星っぽい(笑)
そしてファミレスに来ていたOLのシズクに対してストーカー疑惑を持ちかけるカワ。同席しているフリーターのゴリラに対してストーカーしたらしい。同じくフリーターのユカは仲介役らしいがセリフが多すぎて謎。(ちなみにさっきの映画に出てたキャラたちとは一切関係ないです笑)
続けてユカとゴリラにも否があるとカワは続けるが、「走り続ける人生にゴールなんてねぇんだよ」「人生は先の見えねぇほうがワクワクするんだよ!」と、ゴリラがとある芸人のセリフのようなことを言ってカワをねじ伏せる。ファミレスに来ていた上はそれを見て憧れる。
正気に戻った(?)カワはヒロナと小を自分の弟がいるという施設に連れて来た。
施設にはたくさんの怪物が鎖に繋がれている。そしてそこには
謎の液体怪物203号…カワの弟がいた。(どう見ても天使ボブ)
続く